今日は、キャリパーサポートの設計にほぼ一日費やしてしまいました。
電話や来客があるので、都度、寸法を計算し直して・・・
危うくオフセット違いの物を作ってしまうとこでした(汗

その昔は手で図面引いてました
ワンオフパーツは、やはりお高く付いてしまいます。
もっと安く提供できればいいのですが、いかんせん時間が掛かるのです。
採寸して、デザイン考えて(ココが一番コダワル部分)、図面化するのですが
その後、マシニングにプログラミングする時間、材料代、治具代、切削時間、表面処理と
幾つもの工程(コスト)を経て出来上がる訳です。
一度プログラミングしてしまえば、同じものは比較的容易に出来上がりますので
例えば50個程同時に製作したら市販で売っている金額まで下げられます。
あくまで、一つのパーツに全ての工程の金額が加算されていると考えて下さい。
でも、そんな拘りのパーツが自分のバイクに装着されたら、たまりませんよね。
何より、ブレンボのレーシングキャリパー等は剛性のないサポートでは本来の性能は発揮しません。
なぜ、モノブロックキャリパーという物が存在するのか?

一つのブロック(塊り)からできています。普通は2ピースでボルト締結
それは、キャリパー本体の剛性不足(効力でボディが開く=力が逃げる)を補う為
キャスト→削り出し→ビッグピストン削り出し→モノブロック→モノブロックブリッジ付きという順に剛性が高い。
そこからも分かるように、ブレーキパーツの剛性は非常に重要なのです。
たまに、サポートにサポートをつけてキャリパーが装着されている車両を見かけますが、あれは特に危険です。
その昔、鈴鹿8耐に参戦していた某チームで、実際サポート部分が折れて
1コーナーをノンブレーキで突っ込んだなんて話がありました。
おー、こわ~
キャリパー換えてる皆さん、大丈夫ですか?
本日、入庫 GSX-R750RK

タイトルとおり、当店8台目のRK
初入庫だったので、ちょいと見回していると、あっ・・・

フォークの突出しが、付き戻っています。
オーナーさんに確認したところ、購入時は突出し0だったようです。
で、それがSTDだと思っていましたと、どおりでアンダー傾向が強いはずや・・・
バイクは、それぞれ設計時のディメンションを持っていて、それぞれ標準の突出し量は違うのです。
うちでバラす時には、最低元通りに組めるように突出し・減衰位置等はメモしています。って当たり前やっちゅうの

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