今年の冬はどうした??ってくらい暖かいですね。

おかげで雪山へ行けません・・

一度長野まで行ったらすごい雨で、そば食べて帰ってきたのは内緒ですヨ

今まで、ブログで紹介したことがなかったかもしれない車検整備のお話です。

車検整備って一体何をしてるんでしょう?って人もまだまだおられるかもしれないので

改めて、あくまでも当店での内容です。

うちでは珍しい、ほとんどノーマルなこちらの車両を例に

まずは前後のホイールを外しベアリング類のチェックから

お次はチェーンの清掃・給油・遊び調整

スチールチェーンはパット見そこまで汚れていなさそうですが、アップで見ると

清掃後です

エアクリーナーエレメントは清掃(K&Nや社外フィルターは専用洗浄材で洗浄後給油)

必要があれば交換します。

スパークプラグは必ず取り外し、電極のチェックと錆等のチェック これも必要があれば交換

(イリジウムプラグは清掃不可・ウオタニ装着車はギャップ調整と車種に寄り対応は変わります)

お次はブレーキキャリパーのピストン清掃・揉みだしと各部給油に動作チェック

(レーシングキャリパーはパッド方減り測定、組み合わせ調整など)

車体組付け後は引きずりがないかチェック ピンスライドキャリパーは特に要注意です。

ブレーキフルードの交換もマストです。

うちでは、通常のDOT4→少しドライ沸点が高いSP-4(スポーツ志向)→ブレンボシステム用のLCF600 と使い分けています。

特にブレンボのLCF600使用車は最低でも年1回の交換が必要です。

見落としがちなダイヤフラムも必要があれば交換します。

車体回りはステムベアリングのチェックとスイングアームピボットのチェック

ステップ回りは一旦分解

サイドスタンドも給油

レバー類も分解

レバーピボットも分解

と、可動部分はほとんどグリスアップし直します。

あとは、バッテリーの充電+充電電圧測定・灯火類の点検

排ガステスター計測・ライト光軸点検調整・FIエラーリセットなどなど

2年に一回の車検です。

今の日本の法規では、車検を通すその日に問題がなければOkなのです。

車検を通したから2年間問題が起きないのではないのです。

せっかくのメンテナンスするタイミングなので、うちは預かった車両が出庫する時には

押して『軽いっ』と思って貰えるよう、各部きちんとメンテンナンスさせて頂いています。

また、恐らく2年はもたないであろう部品の選定・次回メンテナンス内容の通知を納車時にご説明させて頂いています。

最近は、ここまでやるバイク屋さんが増えてきたと聞きますが、未だに新規でご入庫頂く車両で酷い状態の車両を

見かけます。恐らく素通しなのかと・・・

多くは語りませんが・・・

ここに書いた内容の交換作業の工賃は24か月点検の内容に含まれます。

うちの常連さん達の中にはそこで頼んだほうがお得だと分かっておられる方が大半なので、

プラグやエアクリは車検の時に~

水冷車はもちろん冷却水の交換とサーモスタットやラジエターキャップの性能テストもあわせてやります。

ついでにフォークオイルの交換・リアサスのO/H、ホイールベアリングの交換と車検に合わせてリフレッシュして

気持ちよくまた2年乗りましょ!

きちんとメンテナンスし、その上で不満のある所をカスタマイズしていけばよいと思います。

久々に真面目な記事でしたww

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