中古車と言っても、お店に寄り様々な形態で売られています。
高年式、低走行車両であればさほど整備をせずもタイヤや消耗品等を交換すればそれほど大きなトラブルは起きません。
また、いわゆる旧車というジャンル(1980年以前)の車両はきちんとレストアしそれ相応の価格で販売させて頂く事を
前提にしております。
先日、納車させて頂いた1978 Z1-R
では1990年代の車両はどうかと言いますと、これまたレストア要素が強い整備内容になります。地味なところでは
カウルステー類のリペイントや外装コンディションによりこちらもリペイント、
また機関に関しては、特に油冷機ではほとんどの車両でヘッドカバーは一度外し、カム山の状態のチェックやタペット
クリアランスの調整及びパッキン交換等、
またキャブレターは4連バラし、Oリング類全交換、同調調整。
今回は廃盤部品のアイドラーも交換
それだけではなく必要があれば、前後サス(再メッキすることもしばしば)やリンクメンテ、ステムベアリング
の交換まで施します。
明らかに、片側のみ過去にO/Hされた痕跡が・・・オイルの汚れ方に差がありますね。
タイヤ交換時にはゴムカスの清掃はもちろん、単体でのバランス取りも合わせて施工
グリスっ気はほぼ無し・・・
キャリパーのメンテナンスは、車検時同様ですので納車整備費用に含みます。
これも、必要があればシール交換・マスターO/Hまで。
もちろん油脂類は全交換、消耗品交換や可動部分のグリスアップも含め車両代に含みます。
勢いあまってスイング外すこともしばしばww
ですので販売価格は一般市場に比べて高めにならざるを得ません。
これは昨今の市場仕入れ価格の高騰(タマ数の減少)にも左右されます。
それでは、2000年代の車両であれば何もせず販売できるか?というと、これまたおおよそ20年経過していますので、
こちらも各ベアリングのチェックやサスペンションの状態によりO/h、消耗部品の必要性があれば交換後に
ご納車させて頂いております。
また、全車でバッテリー(GS/YUASA製)交換、油脂類は全交換、タイヤも溝があっても製造が古い車両は新品に交換等、
お客様に安心して乗って頂きたいのでそこまでしてでも販売します。
ただ、タイヤやオイル類はご要望があれば、別途差額分の費用は頂きますが、ランクアップする事も可能です。
と、長々と書きましたが
『少しでも不安なく乗りたい。きちんと整備された車両に乗りたい』
という、お客様へ買って頂きたいと思っております。
ここまできちんとメンテされた車両に乗ってみて、不満がでるところをカスタムするのもまた一つです。
もちろん、最初からここはあかんよね!というところは納車整備時に合わせてカスタム依頼される方も多々いらっしゃるので、ご相談ください。