今日は、新規導入した整備機器の紹介です。

当店では、まだまだキャブ車に乗っているお客様も多く、その整備を依頼される事も多いのですが、

最近は、確実にFI(インジェクション)車の入庫が増えています。

最近のFI(インジェクション)車には、故障診断機能(ダイアグノーシス)という機能が備わっています。

例えば、どこかのセンサーに異常な数値が見られる等々でメーターにエラー表示を出したりします。

確実に壊れていれば、読み出すのは容易なのですが、走行中に出たエラーがキーをOFFにして再度ONにしたら

消えてしまうなんて事もあります。が、ECU上には記憶領域があり過去データは残っています。

それを呼び出す時に必要になるのが各メーカーの診断機なのですが、うちが導入したのは

『TEXA NAVIGATOR TXBe』という国内外の主要メーカーに対応したテスターです。

何ができるかと言いますと

FIの故障診断・ABSの故障診断・上記エラーの消去​・調整、動作テスト・パラメーターの確認・メンテナンスマークの消去
等が可能です。

車両と診断機を接続する為のケーブルは、ある程度の車種用のケーブルは導入しました。

※近年の自動車の場合は、このカプラーが共通の規格(OBD2)で統一されていますが、バイクの場合メーカーや年式で異なります。

なんだか無駄が多い感じです(泣)2018年には二輪も共通規格になるとか・・・

このトライアンフにはエラーコードは残っていませんでした。

各パラメーターの数値も読めます。

これで、FIセッティング中や作業中に出たエラーコードも消せます。

もちろん、外車のメンテナンスマークも消せます。

こういう類のシステムは、できれば専用PCにしておきたいのでシャシダイ用と

それにしか使わないPCが更に増えてしまいました。

もちろん、SUZUKI用は専用のSDSシステムも同時に導入しました。

(こちらはいつどんな状況でエラーが出たか分かるのでロガー機能が付いてます)

​いやはやデジタル化の波に飲み込まれそうですが、まだまだ勉強です。
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