実に10数年振りに触るZ1
シリンダーベースからのオイル漏れ修理
Z1に限らず、この手のエンジンは必ずと言っていい程、開けると何かしら
出てきます。
恐る恐る、ボルトを緩め(緩める時に折れるのもよくあります)・・・
はい、まずはカムチェーンのアイドラーお亡くなりになってます。
ヘッド降ろして、シリンダーめくって
このガスケット何でできてるん??

分解時に破れた訳ではなく

熱で焼けてしまったのか!?
最近は社外のリプレイスパーツも山のようにあるZシリーズ
使い物にならない様な物もちらほら。
ガスケット交換は良いとして
問題はヘッド

せっかく開けたんやから、バルブ回りもチェック・・・のはずが
コッター噛みこんで、外れません。
素直に外れたのはIN側3本のみ。
外れたバルブステムとガイドはガタガタ。。。
他のバルブはと言うと、鉄パイプとハンマーでコッターぶっ飛ばします。
やっぱり全滅!
しかし、すべての部品が”重たい”
動弁系パーツ軽くするだけでレスポンスUPがすぐに体感できそうです。
故に奥が深いのも、Z系エンジンの楽しさなのかと妙に感心。
シリンダー&ピストンは最近組んだのか!?一応ワイセコが組んでありました。
(全て計測しましたが、ボーリング寸法甘すぎです)
O/Hという言葉は定義がありません。
色々調べていると最近は対策品なる物もたくさんありますが、どこのにするか判断悩みます。
あれもこれもやっておきたいけど、予算もあるしなかなか難しいですな。
なによりびっくりしたのは、カワサキ純正で新品バルブが入手可能な事です。
30年も前のバイクの部品がですよ!!
恐るべしZ

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