KLX250のフライホイールを軽量化&バランス取り
フライホイールのような回転体には、常に一定の回転数で回ろうとする力(慣性力)が働いています。この慣性力は、例えばアイドリング状態からスロットルを開けた場合、エンジンは回転数を上げようとするのに対してフライホイールは自らの慣性力により、アイドリング回転数を維持しようとするため回転数が上昇していくのに時間がかかってしまいます。
軽量化によりエンジンのレスポンス(応答性)を向上させることができますが、上り坂など走行抵抗が高くてエンジンのトルクが負けてしまう場合に失速しやすくなります。
 よって非力なエンジンでトップスピードを維持して走りたい場合などには、軽量なフライホイールはマイナスに働く場合もあります。
今回の車両はモタード車でダートは走らないと割り切って施工しています。

5%程軽量していますが、同時にダイナミックバランスも取っています。
実際5%程であれば街乗り等でも影響力は少なく、レスポンスの向上は体感し難い
場合もあります。
がしかし、高回転では明らかに体感できるから施すのです。

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