このブログでも15年位前に書いたと思います。
皆さんが知らない世界です。
タイトルにある、たかがとされどという作業内容は多々あります。
今回はタイヤ交換
このリム部分の汚れはビードのゴムが付着した痕です。
当店では、このような状態まで毎回必ず綺麗に清掃をします。
このゴムカスを綺麗に除去しないとどうなるか??
まずは容易に想像できると思いますが、エア漏れの要因。
次にホイールの腐食。
えっ?と思ったそこのあなた。
これはですね、必ずと言って良いほど近い将来腐食します。
レースの世界の話ですが、2&4というバイクも車も同じ週末に走るレースが鈴鹿でも茂木でも開催されます。
その時にライダー達が決まって言うのが、4輪が走った後なのでコンディションが悪い。
昔から不思議に思っていたのですが、4輪はレースウィークの後半になればなるほどコースにラバーが乗って
グリップが増すのです。
ストレートでスタート練習した痕とかを靴で歩くとトリモチみたいに食いつきます。
では、そのラバーが乗ったコースでは二輪はなぜコンディションが悪く感じるのか。
これがですね。とある年にSUPER FORMULAのチームの方と話したらなんでも他メーカーのゴムとの相性が
あるようで、当時のSUPER FORMULAはBSタイヤ、併催開催のF3はYOKOHAMAタイヤという時代です。
そう、同じゴムでも質が違うと相反することになることもあるのです。
SUSUPER FORMULAのドライバーにも不評だったようです。
今は、F3もSUPER FORMULAもYOKOHAMAタイヤなのでラバーが乗ってどんどんタイムが縮まりますね。
話がすこしそれましたが、タイヤメーカーを変える時には特に念入りに清掃。。。って
ほとんどBSタイヤしか売りませんが・・・ねww
その後は、バランサーに載せて真円度のチェック、バランス取り、バルブ付近のエア漏れチェック
車体に組み込む前に、ホイールベアリングのチェックとハブダンパーの緩みチェック
フォークやスイングアームの内側を少し清掃して組付け。
もちろんアライメントやフォークのセンタリング、チェーン調整をして組付けです。
タイヤ指定空気圧のご案内や相談等、お話しながら作業終了です。