先日入庫した、GSX-R750RR
キャブセッティングとは別に、スピードメーターが動かない時があるので診て下さいと
古いバイクで、メーターの針が振れたりするのもありますが、メーター内にオイルダンパー
という物があって、経年変化がオイルが抜けたりギアが擦り減ったりでおかしな動きをするのです。
ギア&ケーブルはオーナーさんが交換済みという事で、てっきりその手の不具合かと思い、
メーター屋さんにリビルドをお願いしようという話になっていたものの・・・
外した時に、オーナーさんが話していた『前のメーターでも同じ症状でした』という言葉が気になり
ワイヤーだけで回してみると・・・
明らかにおかしな動きで、引っ掛かってとまり、また回りだしたり・・・
こりゃ、メーターちゃいますわ。
社外ホイール側のギアが入る部分の寸法が明らかにでかい・・・
今までは、ちょっとの掛かりでなんとか回っていたのでしょう。
突起部分を樹脂で成形し直し、窪みにきちんと掛かるように加工
何故こんな寸法になっていたかは分かりませんが、ばらしてみなけりゃわからんと
いうのを再認識させられる、カスタム車ならではのトラブル事例でした。
いやぁ~無駄にリビルドしなくてよかった
メーター繋がりで
こちらはF3仕様のR400に使うSTACK
ミスターが必至で作り上げてました。
カーボンパネルも考えましたが、ひと昔前のレーサーは皆スポンジマウントです。
雰囲気を最優先で、必要な情報を得られるようコンパクトにまとめ上げました。
で、カウルステーにアルミパネルを溶接して完成です。配線処理が待ってますが
お世話にまります!
メーターを始め、ホイールも実物を目の前にすると、美しく繊細ですね!!人の手が創り出す温かさを感じます。
一つ一つが手造りなので、相当時間掛かってますが、満足して貰えるように頑張ります。